イベントを企画するmayuさん(左)と清山久美子さん
イベントを企画するmayuさん(左)と清山久美子さん
車座になっておしゃべりを楽しむ参加者=松江市八雲町西岩坂
車座になっておしゃべりを楽しむ参加者=松江市八雲町西岩坂
イベントを企画するmayuさん(左)と清山久美子さん
車座になっておしゃべりを楽しむ参加者=松江市八雲町西岩坂

 新型コロナウイルスの感染拡大で、自宅にこもりがちな親子に楽しんでもらおうと、松江市に住む子育て中の女性2人が、家族向けイベント「toitoitoi(トイトイトイ)」や母親が交流する場を定期的に開いている。親子でリフレッシュし、育児に向き合う活力になっている。(山口春絵)

 色づけしたせっけんを成形する「宝石石鹸(せっけん)」のインストラクター、清山久美子さん(33)=松江市浜乃木4丁目=と、フォトグラファーのmayuさん(30)=同市八雲町東岩坂=が主催する。

 清山さんは5歳と3歳の姉妹、mayuさんは4歳と2歳の兄弟を育てる。2人とも出身地を離れて育児し、身近に友人のいない心細さを味わった。外出先に困った共通の経験から意気投合し、コロナ禍で出産した母親も似た状況にあることから、イベントを企画した。

 昨秋からおおむね3カ月に1回、宝石石鹸作り、飲食ブースやハンドメード雑貨の販売など、お祭り気分を味わえる場を提供。月に1回、子育てに関する講座や参加者が車座でおしゃべりする「ミニトイ」を開く。8月は乳幼児を連れた親子9組が、小児科の医師から乳児の救命処置や誤飲時の対処法を学んだ。

 続く座談会では、主催の2人が「普段どんな遊びをしますか?」「コロナ禍での出産は大変でしたよね」などと投げかけると、日ごろの悩みや出産時の不安な気持ちなどが次々に吐き出され、会話が弾んだ。

 mayuさんは「話すだけで心が軽くなる」と、集いの重要性を説く。来月のミニトイは開催日未定で、次回トイトイトイは10月23日の予定。清山さんは「これからも親子に喜んでもらいたい」と意気込む。

 問い合わせはインスタグラム、@toitoi.matsue