過去を振り返り、戦争の記憶をつないでいく節目の年が終わる。次世代へのメッセージとして、歴史の捉え方や平和の在り方、保守化が進む政治の状況について見解を聞いた。

 -最近出版された証言集「私の戦後80年、そしてこれからのために」(岩波書店)の中で、「われわれは歴史の真実を直視し続ける責任がある」と述べている。

 「私の認識では、ドイツ...