【益田】「ますだ子ども神楽共演大会」がこのほど、益田市美都町都茂のふれあいホールみとであった。市内や島根県津和野町の7団体が日頃の練習成果を披露し、約200人の観客が大人顔負けの舞を楽しんだ。
新型コロナウイルス禍で神楽公演の機会が激減したことを受け、子どもたちの発表の場を設けようと市内の社中有志が実行委員会(澄川学委員長、3人)を立ち上げ、初めて企画した。保育園児から高校生まで約70人が出演した。
益田市美都町を拠点に活動する都茂子ども神楽団は園児から中学3年生までの9人で構成。神と鬼が激闘の末、鬼が降参し許されるという珍しい筋立ての演目「道返(ちがえ)し」を熱演した。
いずれも美都中学校3年で、神方の澄川賢斗さん(14)は「多くの人の前で舞って楽しかった」と笑顔。鬼を演じた海老谷颯音(はやと)さん(15)は「納得いかない部分もあったが全体的にはよく舞えた」と汗を拭った。
(中山竜一)