インドネシア・バリ島マス村の博物館でこのほどあった日本パビリオンの開館式典に、マス村と友好交流する美郷町のインドネシア伝統音楽ガムランの楽団「ミサト・サリ」がオンラインで出演した。舞踊メンバーが現地の演奏に合わせてバリ舞踊を披露し、花を添えた。
メンバーは、山陰中央新報社文化センターバリ舞踊教室講師、嵐谷洋子さんと町内の女性計7人。美郷町粕渕のみさと館で現地とビデオ会議システムでつなぎ、奉納舞踊「ルジャン・デワ」を披露した。
スレンダンと呼ばれる腰布を巻いたメンバーが、現地の楽団の演奏に合わせて独特な手や腰の動きで神秘的に踊った。メンバーの姿が現地のスクリーンに映し出され、式典出席者から大きな拍手が贈られた。
ともに大和中学校2年の難波紗奈さん(14)は「楽しみながら踊れた」と話し、田中南鶴(なづ)さん(14)は「本場の人に見られて緊張したが、踊り切れて良かった」とほっとした様子だった。
マス村にあるトペン博物館はインドネシア全土をはじめ、世界中から集めた仮面を展示し、神楽面や獅子頭など日本の面を並べる日本パビリオンを新設。ミサト・サリに式典への出演を依頼した
(佐伯学)













