読者の皆さんから、身近なテーマについてコメントを募り、山陰中央新報とSデジに掲載する「さんコメ!」。「終活」に、たくさんの投稿をありがとうございました。紙面には全ての投稿を載せられていませんが、Sデジでは全ての投稿を読むことができます。記者の雑感もありますので、お楽しみください。(かっこ内はペンネーム。内容は一部要約・編集しています)
■一番に考えるのは「家」。昔のように、子どもが継ぐ風習はなくなってきているためか、周りには空き家がたくさん。うちも例外ではありません。長い間こっちで生活していないので、地域との付き合い方も分からないだろうし。こういう話は難しいですね。(雲南の田舎)
■「自分の葬儀は家族だけで」と娘に話してあります。質素で構いません。ただ、EXILEの「道」と、SMAPの「世界に一つだけの花」をお経代わりにリクエストしています。
■還暦を迎えたころから終活を意識するように。断捨離は体力勝負。日々、自分のできる範囲でやるしかないと思っています。(なるべく頑張ります子)
■私は迷惑をかけたくないので、骨は合法的に自然に返してほしいと伝えようと思います。ただ、お盆に故人に思いをはせて、普段話をしない人と話をしたり、故郷を思ったりする時間は、豊かな時間だと思います。
■私は、乳がんと診断されたときに終活をしました。私じゃないと捨てられないものを考え、子どもの小学校の教科書をリサイクルに出しました。絵本は近所の幼児にあげました。いろんな思いがありましたが、思い切りました。(やっこ)
■今年父が亡くなり、葬儀、相続、生命保険金などの手続きが発生しました。母は家計や家の管理を全て父に任せていたため、長男の私が書類をそろえることに苦労しています。生前、大事な話をしておくことをお勧めします。(zubonnotake)
■若い頃に買った高値の服やバッグ、アクセサリーなど、もう必要ないので、人にあげるなどして処分。収入があれば、今のうちに孫に投資しています。
■高齢出産のため、私が還暦時に20歳になる一人娘がいます。後々困らないように、なるべく私と一緒に家事全般などをするようにすることを「終活」と心がけてきました。私が両親、祖母から自然に学んだこと、神仏への感謝、お墓参りやお盆のちょうちんを出すことなど、伝えています。(Mikitree)
■祖父母の家も実家も、住む人がいなくなったらどうするのだろう?と、思う時はあります。私はおそらく実家へは戻らないでしょう。両親は生きているうちに実家を売り払うと口では言っていますが、実現するか不明です。子どもとして何ができるのでしょうか。答えは出ないまま何年も時が過ぎています。
■夫が入院し、遺言書が頭に浮かんだ。取りあえず全ての財産を妻(私)が相続。私が夫より先に死亡したときには子どもたちが相続するという趣旨。子どもに伝えると、「子どもからは言いにくいから、ありがたい」と…。(まだまだ元気な夫婦)
次回のテーマは「地方の暮らし、煩わしい?」です。ライフルホームズ総研の2021年調査で、女性の生き方として保守的、革新的な考えをそれぞれ提示し、当てはまる度合いを評価した「寛容性ランキング」で、島根県は全国で最下位でした。閉鎖的といわれる地方。だからこそ守られている文化や風習もありますが、煩わしさもありますよね。率直な意見や経験談をお聞かせください。コメントをツイッターとLINEで募ります。ツイッターは「#さんコメ」をつけて、つぶやいてください! 匿名OK。ペンネームがあるとうれしいです。9月に、特集を組みます。
















