屋根のない2階建てバス「サンセットいずも号」=出雲市大社町日御碕
屋根のない2階建てバス「サンセットいずも号」=出雲市大社町日御碕
高さ約3・7㍍のバスから眺める夕刻の空=出雲市多伎町
高さ約3・7㍍のバスから眺める夕刻の空=出雲市多伎町
屋根のない2階建てバス「サンセットいずも号」=出雲市大社町日御碕
高さ約3・7㍍のバスから眺める夕刻の空=出雲市多伎町

 日本遺産「日が沈む聖地出雲」の魅力をPRしようと、出雲観光協会が9月の5日間、屋根のない2階建てバス「サンセットいずも号」で出雲市大社町-多伎町の観光地を周遊しながら夕日を眺めるツアーを初めて企画する。高さ約3・7メートルの開放的な座席から出雲の自然を堪能できる。 (平井優香)

 

 身近な風景を普段と違う視点から見ることで、出雲の魅力を再発見してもらおうと計画した。

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 運行日は9月17、19、23~25日。JR出雲市駅(駅北町)を午後1時に出発し、同6時50分ごろに駅に帰るコースとなっている。

 車中では地元ガイドが案内。稲佐の浜(大社町杵築北)や日御碕神社(同町日御碕)、日御碕灯台(同)では自由観光の時間を設ける。その後、日本海沿岸を走行し、道の駅キララ多伎(多伎町多岐)で停車して日本海に沈む夕日を眺める。

 このほど関係者向けの試乗会があり、25人が乗車。参加者は携帯電話のカメラで海や夕日の写真を撮影し、特別なひとときを過ごした。

 出雲観光協会の長井洋輔事業係長は「高い視点で自然を体感できる。出雲の魅力を再発見してほしい」と話した。

 中学生以上3500円、小学生2500円、3歳未満無料。千円追加すると最前列の4席「スーパービューシート」を利用できる。定員は各40人。運行7日前までに申し込む。問い合わせは同協会、電話0853(31)9466。