オリジナルフレーム切手を手にする日本郵便石見西部地区連絡会の斎藤哲史地区統括局長(左)ら=浜田市殿町、市役所
オリジナルフレーム切手を手にする日本郵便石見西部地区連絡会の斎藤哲史地区統括局長(左)ら=浜田市殿町、市役所

 石見神楽が盛んに上演される、9~11月を「石見の神楽(かぐら)在月(ありづき)」と銘打ったキャンペーンの開始に合わせ、日本郵便中国支社(広島市)がオリジナルフレーム切手を発売する。県西部の各社中が披露する演目の写真を使用し、華麗で勇壮な神楽の魅力を伝える。

 84円切手10枚セットで全12種。県西部9市町ごとに、社中が多い浜田版は4種ある。それぞれ拠点とする社中が登場し、にこやかな表情の恵比須(えびす)や大蛇(おろち)が火を噴く場面の写真がそろう。

 石見の神楽在月キャンペーンは神楽の認知度向上を目的に、石見観光振興協議会(会長・久保田章市浜田市長)が本年度から実施する。7月に特設サイトを立ち上げ、石見地域で鑑賞できるイベント情報を掲載している。

 切手の発売を提案した日本郵便石見西部地区連絡会の斎藤哲史地区統括局長(64)らが30日、浜田市役所に久保田会長を訪ね、「販売とともに各地域のPRにも全力で取り組む」と完成した切手を手渡した。

 久保田会長は「神楽の魅力が切手一枚一枚から伝わってくるようで、わくわくする」と喜んだ。

 1セット1330円で、9月1日から県西部9市町の簡易局を除く118局で購入できる。

 (青山和佳乃)