入選1席に輝いた「フォトしまね」2020年10月号
入選1席に輝いた「フォトしまね」2020年10月号

 優れた自治体の広報媒体を選ぶ2021年全国広報コンクールで、島根県の広報誌「フォトしまね」の20年10月号が、都道府県・政令指定都市部門(50点中)で2位に相当する入選1席に輝いた。県とゆかりのある人気お笑いコンビ「かまいたち」を起用した目を引く表紙や、県の子育て施策を細かく紹介する丁寧な誌面作りが高く評価された。

 かまいたちは松江市出身の山内健司さん(40)がメンバーで、県が昨年7月末に「島根林業PR大使」に任命。10月号では、山内さんが枝打ち作業に挑戦する様子や、国産材需要の高まりで県産木材の生産量の伸び率が日本一となったことをまとめた。

 このほか、出産や子育てに関する幅広い支援施策を紹介。育児と仕事に頑張る女性のインタビュー記事も掲載した。

 フォトしまねは、20年のコンクールでも同部門で入選3席に入っている。

 山陰両県ではこのほか、安来市の広報誌「どげなかね」の同年12月号が市部門(61点中)で、米子市のメールマガジンが広報企画部門(87点中)で、それぞれ入選した。

 県と安来市の広報誌は、それぞれホームページ上で閲覧できる。
  ・島根県の広報誌「フォトしまね」20年10月号
  ・安来市の広報誌「どげなかね」20年12月号

 コンクールは日本広報協会(東京都)が1964年から毎年実施。今年は広報誌やウェブサイト、広報写真、映像など5媒体10部門で審査があった。(佐々木一全)