日立製作所の東京本社で日立金属の売却に関する発表が行われていた28日午後4時、安来工場で岸上一郎工場長がモニター越しに語り始めた。

 各職場の休憩室などに置かれた画面の前で、事前にアナウンスを受けた管理職クラスの約300人が視聴。岸上工場長から約20分にわたり、売却に伴う意思決定のスピードアップや投資資金の確保といったメリットに加え、雇用条件の維持に関する書面契約もあると説明されたという。

 その場にいた一人は...