障害者の作品を鑑賞する来場者=米子市中町、市美術館
障害者の作品を鑑賞する来場者=米子市中町、市美術館

 【米子】障害者の美術作品を集めた「共に生きるアート展」が13日、米子市中町の市美術館で始まった。それぞれの感性を発揮した絵画や書道、写真など164点が並ぶ。19日まで、入場無料。水曜休館。

 共生社会実現や障害者の美術活動推進を目指す米子市が主催し、市内の障害者支援施設23カ所が出品した。

 会場には金子みすゞの詩を力強く書いた書道作品や大輪のひまわりを表現したちぎり絵、ペンで描いた動物のイラストなどが並ぶ。

 来場した団体職員の八木啓子さん(79)=米子市祇園町2丁目=は「個性が豊かで見ていて楽しい。制作者の潜在能力を感じる」と笑顔を見せていた。市障がい者支援課の松井佳夏(かな)主事は「作品をきっかけに障害者の支援事業所の活動に興味を持ってもらいたい」と話した。

 (坂本彩子)