自社開発したレトルト食品「わしのまつなが牛煮込み」を手にPRするちるちるみちるの篠原将常務取締役=益田市常盤町、市役所
自社開発したレトルト食品「わしのまつなが牛煮込み」を手にPRするちるちるみちるの篠原将常務取締役=益田市常盤町、市役所

 益田市内で飲食店や居酒屋計3店舗を経営する、ちるちるみちる(益田市駅前町)が地元産和牛肉を使ったレトルト食品「わしのまつなが牛煮込み」を商品化した。系列各店舗で発売したほか、近く市のふるさと納税返礼品に登録される。

 松永牧場(同市種村町)のブランド黒毛牛「まつなが牛」を使用。3年近くかけて味付けや製法を検討し、益田、浜田両市の醸造業者のしょうゆ、ショウガ、ニンニクで味を調え、甘辛い味に仕上げた。レトルト加工のみ外部委託しているという。

 製品開発に当たった、ちるちるみちるの篠原将常務が14日、市役所に山本浩章市長を訪ね「益田を広くPRしようとパッケージに『ぶち旨(うま)いけぇ食べてみんさい』と益田弁の文言を入れた」と話した。

 試食した山本市長は「肉がおいしく味付けもよい。益田弁も使われており、市をPRする絶好の商品になる」と述べた。

 1パック(190グラム入り、1~2人前)で1500円。

  (中山竜一)