マルハマ食品が発売した「有機醤油」
マルハマ食品が発売した「有機醤油」

 食料品製造業のマルハマ食品(浜田市周布町)が国産原料を使った日本農林規格(JAS)認証品「有機醤油(しょうゆ)」を発売した。

 化学肥料や農薬を使わず栽培された遺伝子組み換えではない大豆と小麦、中国山地から日本海へ流れる周布川の伏流水を、品質管理に関する国際規格の認証を受けた工場で仕込んだ。価格は200ミリリットル入り756円、900ミリリットル入り1836円。2022年度は500リットル(計2500本)を瓶詰めし、150万円の売り上げを目指す。

 大手のブランドによる生産(OEM)を主力とする中、創業90年を迎え、自社ブランドの知名度を高めようと企画した。消費者の食に対する安全・安心、健康志向の高まりに着目し、60年前から続ける丸大豆を使ったしょうゆの醸造ノウハウを生かした。

 大手通販サイト2社で販売し、浜田市内の飲食店や幼稚園、高齢者施設への販路拡大を模索する。営業業務部の金崎健治係長は「安全安心を求める需要に応え、自社商品をより知ってもらいたい」と話した。

 (森みずき)