秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせ、鳥取県警が飲酒運転の容疑情報を集める「飲酒運転させん箱」を県警ウェブサイト内に設けた。運転手や酒を提供する飲食店に関する情報を寄せてもらい取り締まりに生かす。

 「酒の臭いをさせながら運転しているのをよく見かける」「出勤時に酒臭いことが多い。注意してもやめない」などの運転手に関することのほか、「車で来ていることを知りながら酒を提供している」といった飲食店や会合に関する情報の提供を求める。

 特設ページから「飲酒運転させん箱」と書かれたパトカーのイラストをクリックすると、メール送信手続きに進む。送信は投稿者の氏名や住所を記載する必要があるが、匿名と記入することもできる。

 県警交通指導課によると、飲酒運転に伴う事故は8月末時点で前年同期比7件増の32件。同課の小椋克久次席は「県民と一緒に飲酒運転根絶の機運を高めたい」と話した。 (岸本久瑠人)