いつもは買い物に行くショッピングセンターを、子どもたちが「記者」になって取材する新聞教室が1日、松江市東朝日町のイオンスタイル松江であった。小学生ら6人が売り場やバックヤードを巡り、商品の工夫や企業の思いを担当者に聞いた。
魚売り場では、養殖魚と天然魚のコーナーで環境や資源を守るための厳しい基準に合格した商品を扱っていると説明を受けた。
洋服売り場ではリサイクル素材でできた服や、売り上げの一部を子ども食堂に寄付する取り組みについて聞いた。衣料課長の宝迫健二さんは「地球に優しく、世界の人、子どもたちを幸せにする会社でいよう、といろんな努力をしている」と語りかけた。
子どもたちは、ネットスーパーの商品仕分け室や食料品を保管する巨大冷蔵庫など普段は入ることができない現場も垣間見た。
松江市立揖屋小3年の永島凛乃(りの)さん(8)は「今度から洋服を買う時は素材が気になりそう。お店がいろいろな工夫をしていることを知られてよかった」と話した。
新聞教室は山陰中央新報社主催、イオンリテール協賛の「第11回しまね小中学生新聞コンクール」関連イベント。松江では2日もあり、9、16日はイオンスタイル出雲である。
(清水由紀子)