島根県内で放火事件が相次いでいる。今年は9月末時点で既に昨年の検挙数を上回り、自殺願望などが動機に上がる。裁判員裁判の対象にもなりうる重大事件だが、近年の公判などからその背景に目を向けると、生活の悩みや貧困などの課題が浮かび上がる。犯罪心理学に詳しい専門家は「放火は社会的弱者が起こすケースが多い犯罪で、社会のひずみが...