アドバイスを受けながら、ゴズ釣りを楽しむ子ども(右)=松江市袖師町、岸公園
アドバイスを受けながら、ゴズ釣りを楽しむ子ども(右)=松江市袖師町、岸公園

 宍道湖畔の水辺に親しむ「ミズベリング縁日」が8日、松江市袖師町の岸公園で始まり、参加者はゴズ釣りや的当てなど水都・松江の特色を生かした多彩な催しを楽しんだ。9日まで。

 市民らが水辺に親しめる空間をつくろうと、官民でつくるミズベリング松江協議会が主催し、6度目の開催。賛同する5団体がブースを出した。

 宍道湖など汽水域に生息するゴズ(マハゼ)の釣り体験では、釣り針に餌のアオムシをつけて、気長に待つ親子の姿が見られた。グループで5匹以上釣ったという石原聡佑君(8)=松江市立雑賀小2年=は「釣りは初めてだったけど、たくさん釣れて楽しかった」と笑顔を見せた。

 このほか、渡船で嫁ケ島へ渡り風景と茶席を楽しむ「仲秋の嫁ケ島」や、湖にボードを浮かべパドルでこぎ進むスタンドアップパドルボード(SUP)で嫁ケ島へ渡る試みのほか、しじみ汁の提供やキッチンカーの出展があった。9日もゴズ釣りや渡船など同様の催しがある。 (広木優弥)