フランスの映画監督ジャンリュック・ゴダール氏が9月、スイス西部の自宅で安楽死を遂げ、91歳の生涯に幕を閉じた。それは「尊厳ある死」と呼べるのだろうか。

 ゴダール氏は、映画「勝手にしやがれ」(1959年)や「気狂いピエロ」(65年)などで、映画界にヌーベルバーグ(新たな波)を巻...