日本ミンチ協会公認の「ハンバーグ王子」として活動するブロガーの松島和之さん(40)=東京都=が、鳥取県伯耆町の企業とキャンプ専用のハンバーグ「キャンバーグ」を商品化した。鳥取和牛を100%使い、焼き上げる香りや音を楽しみながら肉のうまみを堪能できる一品。大山の麓から、県産食材の魅力を県内外に発信する。
年間400食以上のハンバーグを食べ歩き、テレビ番組や動画配信で情報発信する松島さんは、大山周辺で食品・観光事業を手がけるエムケイ開発の依頼で商品開発に着手。人気が高まるキャンプに着目し、野外向けのハンバーグを作った。つなぎには白バラ牛乳と県産卵を使い、肉の部位やひき具合にこだわって肉感とジューシー感のバランスを追究したという。
あふれ出る肉汁の量を計算して1個は300グラムと大きめ。「鳥取の食材を詰め込み、和牛のうまみが前面に出るように仕上げた。大自然の中で味わうと、よりおいしくなる」と紹介し、ホットサンドメーカーでの調理を勧めている。
地元食材の消費拡大を目指す同社が、ご当地ファーム山の駅・大山望(伯耆町)や丸由百貨店(鳥取市)、インターネットサイトで、1944円で販売。野菜や精肉などと一緒に、キャンプ場に宅配する事業も計画している。
(井上誉文)