【浜田】児童が地域の安全マップを作る特別授業がこのほど、浜田市金城町波佐の波佐小学校であった。児童は人目につきにくかったり、道が悪かったりする場所を歩きながら調べ、通学路の危険箇所に対する理解を深めた。
児童12人が3班に分かれ、浜田署員や地元の交通安全委員らと通学路を1時間半歩き、危険だと思う場所を写真で撮影し、住民に話を聞いた。草木が茂った裏山や空き家では「犯人が隠れやすそう」、車通りが多い道路では「ガードレールが増えてほしい」と危険箇所について情報を共有した。
学校に戻ると、集めた情報を道路が描かれた模造紙の上に書き込み、危険箇所の写真も付けて安全マップを完成させ、発表した。
防犯や事故防止の意識を高めてもらおうと波佐小出身の浜田署員が企画。5年生の竹田絢音(あやね)さん(11)は「普段の登下校では気付かない危険が多くあることが分かった。地域の人たちに作った地図を見せたい」と話した。 (宮廻裕樹)