円相場が1ドル=150円の歴史的な節目まで下落した。前回同水準だったバブル期終盤から経済状況は様変わりし、「安い日本」の弱さが際立つ。政府、日銀の為替再介入を警戒しつつも円売り圧力は止まらず、貿易赤字と円安の「負のスパイラル」が進行する。

▼低成長へ転換

 20日夕、張り...