山陰両県で1、2回目の新型コロナウイルスワクチン接種率が、約80%で頭打ちとなっている。9月から実施されているオミクロン株に対応した2価ワクチン(12歳以上対象)の接種は従来型を2回以上打ち終えていることが条件で、感染者が再び増加に転じる傾向が出ている中で、両県は希望者は早期に接種を検討するよう呼びかけている。
1、2回目の接種は昨年5月ごろから本格化。島根は昨秋に接種率70%を超えて以降は伸びを欠き、10月20日時点では1回目が82・9%、2回目が82・6%。鳥取も19日時点で1回目が80・9%、2回目が80・0%で、両県とも全国(1回目80・8%、2回目80・4%)並みかやや高い水準にある一方、政府が従来型ワクチンの供給を年内で終了する方針を示して以降も増加の動きはない。
島根県では供給が終わっても、各市町村とも予防接種法で実施期限と定められている来年3月末まで使える十分なストックが確保されており、鳥取県も一定程度あると見込んでいる。
8月下旬に1千人台が続いた島根県内の1週間の感染者数(人口10万人当たり)は今月に入って一時100人台まで減少したものの、再び増加傾向で、18日時点で275・3人。再拡大への懸念が高まるだけに県感染症対策室の田原研司室長は「1、2回目の接種機会もあることを周知し、2価ワクチン接種につなげる必要がある」と述べた。
接種券を紛失した場合は在住の市町村に問い合わせて再度入手できるという。
(佐々木一全)












