「ダイヤモンド大山」を写真に収める参加者=23日午前6時44分、米子市久米町、米子城跡
「ダイヤモンド大山」を写真に収める参加者=23日午前6時44分、米子市久米町、米子城跡

 中国地方最高峰の大山(1729メートル)の山頂部から朝日が昇る「ダイヤモンド大山」が23日、国史跡・米子城跡(米子市久米町)から見られ、観望会の参加者が幻想的な光景を楽しんだ。

 前日はあいにくの曇り空で御来光は拝めなかったものの、23日は雲が少なく、午前6時45分ごろから大山の頂に太陽が顔をのぞかせた。空がオレンジ色に染まる中、夜明け前から城跡の天守台に登っていた約千人が、スマートフォンやデジタルカメラで絶景を写真に収めた。

 ダイヤモンド大山は、毎年2月20日ごろと10月22日ごろ、気象条件が良い場合に見られる。家族で訪れた米子市立伯仙小学校4年の小林千笑さん(10)は「とってもきれい、早起きして良かった。宿題の作文に思い出を書きたい」と笑顔だった。

(坂本彩子)