26日午前4時50分ごろ、益田市中吉田町の交差点付近で、タクシーに乗っていた男が運転手の首を絞め、現金約3万円を奪って逃走した。益田署は強盗事件とみて捜査しているが、男は逃走中。運転手にけがはなく、凶器もなかった。
犯人の画像を公開
事件発生を受け、益田署や県警本部などからの署員約60人態勢で、男の行方を追っているが、見つかっていない。
益田署によると、男はJR益田駅(益田市駅前町)付近で50代男性が運転するタクシーに客として乗車。900メートルほど運転させ、交差点辺りに至ったところで運転手の首を絞め、「売上金を出せ」と要求したという。金を奪った後は徒歩で逃走し、被害に遭った運転手本人が通報した。
男は年齢が30~40代くらいで、タクシーに乗った際は黒いマスクと眼鏡を着用し、黒い靴を履きビニール傘を所持。上下とも白いラインが入った黒い服を身にまとい、上半身は黒い服の下にフード付きの白い服を重ね着していたという。
男性の勤務するタクシー会社によると、男は乗車時に「浜田まで」と運転手に行き先を伝え、交差点にさしかかったところで止めるよう指示。その後、料金のやりとりをしている最中に突然、右腕で首を絞めたという。













