新たに導入された配膳ロボット=浜田市朝日町、イタリアンキッチンNanohana
新たに導入された配膳ロボット=浜田市朝日町、イタリアンキッチンNanohana

 飲食店経営の(有)マキインターナショナル(浜田市朝日町、山本美惠子社長)が「イタリアンキッチンNanohana(ナノハナ)」に配膳業務を担うネコ型のサービスロボットを導入した。非接触の接客や人手不足のサポートに役立てる。

 昨年12月にビュッフェ形式のレストランからリニューアルした同店ではスマートフォンを使ったモバイルオーダーを導入。デジタル化による省人化やヒューマンエラー削減を模索する。

 導入したロボットは中国メーカーが製造し、世界60カ国に導入実績がある。代理店に月額利用料約4万5千円を支払いレンタルする。

 配膳以外にもテーブルを片付けるときに活用することで一度に多くの皿を運べるという。同店ではランチ営業に当たるスタッフの1人減を目標にする。

 ロボットは快活な音楽を流しながらゆっくりと席に近づき「ご注文ありがとうにゃ。お食事楽しんでください!」とおしゃべり。子連れの客層に人気という。山本伊織取締役は「DX(デジタルトランスフォーメーション)の時代、人口減の時代にロボットの力を借りたい」と話した。