島根県が18日、新型コロナウイルスの「オミクロン株」から変異した「BQ・1・1」(通称・ケルベロス株)を県内で初めて確認したと明らかにした。
ケルベロス株の患者は今月中旬に感染が判明。軽症で既に回復しており、県外移動歴は確認されていない。県は、この患者が住む自治体で感染者の検体のゲノム解析を進め、広がりを調べる。
ケルベロス株はオミクロン株の亜系統のうち特に感染力が強いとされ、欧米を中心に感染者が増加している。毒性は「BA・5」と同程度と見られており、予防には9月以降で接種が始まった2価ワクチンが有効という。