鳥取県内で小学6年までの子どもが歩行中に死傷する交通事故は年間で4月以降に増え、6月に最も多くなることが県警のまとめで分かった。進学・進級直後に交通安全教育を受けてから日がたつにつれて意識が薄れるほか、夏に向けて日没が遅くなり、出歩く機会が増えるのが一因だとみられるという。

 県警が2011~20年の事故を分析した。この10年間に歩行中に交通事故で死傷した子どもは169人。月別にみると、4月が14人を占め、以降は増加。6月は25人と最も多かった。その後、7、8月に減るのは夏休みで登下校が減るためだとみられるという。

 死者・重傷者(65人)に絞り時間帯別でみると、午後4~6時が27人で41・5%を占め、突出した。県警は、子どもの帰宅時間と、交通量が多い社会人の帰宅・帰社時間が重なることが一因とみる。

 県警交通企画課の畔田学次席は、歩く子どもには車の停止後に道路を渡ること、ドライバーには急な飛び出しを想定した速度抑制の徹底が大切とし「小さい子どもは交通ルールに慣れていない。運転手が周りをよく見て運転することが必要だ」と注意を促す。(岸本久瑠人)