見ごろを迎えた箱根サンショウバラ=松江市うぐいす台
見ごろを迎えた箱根サンショウバラ=松江市うぐいす台

 【松江】神奈川県や山梨県に分布する日本固有種のバラ「箱根サンショウバラ」が、松江市うぐいす台の岩田啓子さん(70)宅で10輪以上の花をつけ、道行く人々が足を止めて見入っている。見頃は1週間ほど続きそうだという。

 岩田さんは30年ほど前から、自宅の庭でバラなどの栽培を楽しむ。バラだけで約20種類以上育てているといい、箱根サンショウバラもその一つ。植物専門店で購入し、10年以上育てており、ほぼ毎年1、2輪は花をつけていたという。

 4日ごろから直径5~10センチの花をつけ始め、現在は淡いピンク色のかれんな花が咲き、通行人たちを楽しませている。

 岩田さんは「10年以上育てていて初めて多数の花が咲いた。かわいらしい花が咲いて良かった」と話した。(古瀬弘治)