鳥取県が７日、１０１０人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。６日確認分で、８月２４日発表分以来、約３カ月半ぶりに千人を超えた。学校などで広がり、家庭を経由してさらに拡大。島根県も９１０人が感染し、拡大傾向が鮮明となっている。
【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移
島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市２８６人、出雲市２６６人、浜田市８０人、益田市７１人、江津市４８人、大田市４０人、安来市４０人、雲南市３３人、吉賀町１８人、奥出雲町１１人、邑南町１０人、隠岐の島町３人、津和野町２人、飯南町１人、海士町１人。
クラスター（感染者集団）は６件発生。松江市の保育施設で１６人、高齢者福祉施設で５人、浜田保健所管内の高齢者福祉施設で５人、児童福祉施設で６人、出雲市の高齢者福祉施設で１０人、県央保健所管内の障害者福祉施設で１１人が感染した。累計は８１８件。
関係者の感染確認で、松江市立小１校が学級閉鎖。出雲市立小１校が一部学年を、出雲市立中１校が一部学級をそれぞれ閉鎖した。浜田市立幼稚園１カ所が臨時休園し、安来市立小１校が学級閉鎖となった。
鳥取県の保健所管内別の内訳は、米子４９１人、鳥取市３６４人、倉吉１５５人。
１日では過去最多のクラスター１２件が発生。鳥取市の高齢者福祉施設で１９人、富桑保育園で１５人、幼稚園で１０人、米子市の淀江どんぐりこども園で３３人、事業所で２０人、米子東高で１３人、高齢者福祉施設２件で１０人と６人、倉吉市の高齢者福祉施設で８人、保育所で７人、伯耆町の岸本小で８人、米子保健所管内の幼稚園で９人が感染した。累計は５９９件。
島根で感染者が２人死亡し、累計死者数は１３０人。累計感染者数は島根１１万５６７人、鳥取８万６１６５人。病床使用率は島根（即応病床とコロナ患者が入院する一般病床の合計３７５床）５１・５％、鳥取（３５１床）４３・６％。宿泊療養は島根１２人、鳥取２１人。重症者は両県ともいない。
（青山和佳乃、藤井俊行）
