島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が8日、798人、843人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。7日確認分。クラスター(感染者集団)は島根で3件、鳥取で6件発生した。島根では感染者2人が死亡し、累計死者数は132人となった。

【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移

 島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市237人、出雲市242人、浜田市69人、益田市57人、江津市53人、雲南市41人、大田市38人、安来市28人、奥出雲町14人、邑南町と吉賀町各6人、飯南町と隠岐の島町各3人、津和野町1人。

 クラスターが発生した出雲市内の医療機関で6人、松江市内の保育施設で6人、高齢者福祉施設で12人が感染。累計は821件。

 関係者の感染確認に伴い、松江市立小学校1校が学級閉鎖。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は、米子429人、鳥取市277人、倉吉137人。

 クラスターは鳥取市の県立中央病院で17人、面影小で14人、鹿野学園で10人、米子市の福生西小で6人、倉吉市の医療機関で21人、西伯郡の高齢者福祉施設で6人が感染。累計は605件。

 関係者の感染で鳥取市の鳥取商業高、米子市の米子工業高、八頭町の八頭高で一部学級閉鎖。

 累計感染者数は島根11万1365人、鳥取8万7008人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計365床)49・0%、鳥取(351床)45・3%。宿泊療養は島根8人、鳥取25人。重症者は両県ともいない。

 医療逼迫(ひっぱく)に備えて島根県は、検査キットで陽性を確認した人を「しまね陽性者登録センター」の登録対象者に追加し、9日から受付を始める。登録方法は県のホームページに掲載する。
 (清山遼太、藤井俊行)