紅梅しょうゆ(雲南市三刀屋町三刀屋)の調味料「コブクロちゃん」が、男性デュオ・コブクロに紹介され、製造が追いつかないほど売れている。同社の松尾まゆみ女将(おかみ)は「話題になってうれしくびっくり。コブクロさんに感謝しかない」と喜んでいる。
10日に福岡市であったライブのMCで、小渕健太郎さんがインターネット上で見つけたというコブクロちゃんをファンに紹介した。ライブに参加したファンによると、商品名の由来はアーティスト名か、小袋なのかで盛り上がったという。注文し、鍋に使う予定だと話した小渕さんが「通販でも買えるのでよかったらみんなも買ってみて」と呼びかけた。
コブクロちゃんは雲南市産の唐辛子やショウガ、ニンニクを使ったピリ辛の濃縮液体調味料で、10月に発売。野外調理などのニーズに応えるため100ミリリットルの小容量(税込み550円)にし、幅広い層に親しみを感じてもらうために付けた商品名だった。
10日夜以降、全国から通常の10倍のペースで注文が入り200個以上売れた。在庫は20個程度しかなく、製造を急ぎ、注文は受け付けている。受注や交流サイト(SNS)対応にてんてこ舞いだという松尾女将は「奇跡のよう。せっかくの縁を大事にしたい」と話しコブクロのベストアルバムを注文するという。
(今井菜月)













