高校野球島根県大会の主会場の県立浜山公園野球場(出雲市大社町)について、両翼を延長するよう県に再改修を求める動きが出ている。2020年夏に大規模改修を終えたものの、グラウンド内の広さは変わらず、中国5県の主要球場の中で最小規模。30年に島根で開かれる国民スポーツ大会では高校野球(硬式の部)の会場となる予定で、野球関係者から競技レベル向上に向けた早期拡充を求める声が強まっている。 (佐々木一全)

 浜山球場は1974年に完成し、両翼91メートル、中堅120メートル。98メートル規模の両翼を備えた球場が主流となる中、狭さは否めない。2018年10月~20年6月の改修では県が17億円を費やして、バックネット裏の屋根のほか選手用トイレや更衣室、シャワー室などを設置し、大会運営上の課題は解決したものの広さは建設当時のままとなっている。

 こうした状況を踏まえ、...