倉吉市の成徳、灘手両小学校を統合し、来年4月に開校する至誠小学校について市議会は22日、校名の再選定を求め市民団体が直接請求した学校設置条例廃止案を賛成多数で可決した。校名を選び直す。
市議会は定数17、欠員1で議長を除く15人のうち賛成13人、反対2人だった。
採決前の討論で13人が考えを述べた。大津昌克議員は廃止案に賛成し「多くの市民が納得していない。再検討が最良だ」と主張。山根健資議員は反対とし、開校まで間がない点から「さらなる混乱のきっかけにもなる」と訴えた。
市教育委員会によると、地域代表や保護者で構成する統合準備委員会を26日に開き新校名の再選定へ協議を始める。市は来年1月中旬にも臨時市議会を招集し新校名を定めた新しい学校設置条例案を提出したい考え。広田一恭市長は「開校を予定する4月に間に合わせ準備したい」と述べた。
校名の再選定は「新校名の再考を求める住民直接請求の会」(共同代表7人)が主張。応募341件のうち150件あった「打吹」が採用されず、1件のみの「至誠」が採用されたのは納得できないと訴えた。
4815人分の賛同の署名を集め、学校設置条例廃止案を市議会に提出するよう広田市長に直接請求。広田市長は賛成の意見を付けて廃止案を提出していた。
市民団体の深田哲士共同代表(76)は取材に「住民の声が議会を覆した。校名は打吹にするしかないのではないか」と答えた。
倉吉市議会の12月定例会は22日閉会した。
(岸本久瑠人)













