鳥取連続不審死事件で男性2人を殺害した罪などで死刑が確定した上田美由紀死刑囚(49)が収容先の広島拘置所で死亡し、被害者の1人である男性の次男(48)が15日、山陰中央新報社の取材に応じた。思いもしない結末を受け止め、気持ちの整理を付けつつ「これで一区切り。これ以上望むことはない」と淡々と語った。
【写真】上田死刑囚が死亡 裁判では多数の傍聴希望者も
同日午後の電話取材に対し、既に報道機関からの電話があったとし「どう受け止めていいか分からなかった」と話した。2009年10月の事件発生から13年3カ月、17年8月の死刑確定からは5年5カ月が経過しており「時間がかかりすぎ」と率直に語った。
事件について家族間ではあえて触れずに過ごしてきたが、父のことは一日も忘れたことはなかったという。安らかに眠ってほしいと、ひたすら仏壇に手を合わせる日々だった。
時の経過とともに死刑囚に対する怒りの感情は日常から遠のいたように感じていたが、あらためて振り返ると、死刑囚は終始、無罪を主張し、反省の言葉はなかった。
「反省していたのだろうか」。湧き上がる思いを沈めるように「線香を立てて報告する」と語った。












