高市早苗首相が年度内成立を目指した2026年度予算は、暫定予算を経て4月上旬に成立する見通しだ。「超1強」政権にとっては大きなつまずきであり、一連の経過は政権の課題を浮き彫りにした。圧倒的な「数の力」に依存しすぎるあまり、「チーム」としての機能が発揮されずにいるのだ。
数任せの強権的な政治から、実行力と説得力を伴う政治へと転換できるのか。連携不足が指摘される首相官邸と自民党執行部を、意思疎通の取れた「チームサナエ」として再構築できるか。そして、イラン情勢による影響を最小限に抑えるため、万全の態勢を整えられるのか。
この正念場を乗り越えられなければ、政権の先行きは見通せなくなる。高市首相の真価が問われる1年が始まった。(共同通信編集委員兼論説委員・内田恭司)
▽衆院選圧勝がもたらした「全能感」
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