倉吉市の成徳、灘手両小学校の統合後の校名が、市議会の修正の末に「成徳」に決まった。広田一恭市長が「正直、驚いている」と語る結果だった。
市議会が昨年9月定例会でいったん決めた校名は「至誠」だった。地域代表などでつくる統合準備委員会の決定を踏まえたものだが、市教育委員会の校名公募に寄せられた341件のうち最多の150件だった「打吹」ではなく、1件のみの至誠だったことが、波紋を広げた。
4815人分の署名を添えた市民団体の住民直接請求を受け、広田市長は校名を「白紙」に。準備委がこれを受けて再協議し、二つを合わせた「打吹至誠」とした経緯がある。
市議会で、修正動議の提案理由は、市民の納得が得られていない「打吹至誠」では紛争が起きて...