島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が23日、177人、227人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。22日確認分。1日当たりの新規感染者数が島根で200人を切るのは11月4日公表分以来の約2カ月半ぶりで、鳥取で300人を切るのは12月5日公表分以来、約1カ月半ぶり。

【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移

 クラスター(感染者集団)は島根で1件、鳥取で3件発生。島根で4人、鳥取で80代2人と90歳以上1人の計3人が死亡し、累計死者数は島根260人、鳥取229人。

 島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市42人、出雲市29人、浜田市25人、雲南市15人、大田市5人、隠岐の島町4人、安来市3人、邑南町と吉賀町が各2人、江津市と飯南町、川本町が各1人。医療機関で診察を受けず自主検査のみの「しまね陽性者登録センター」登録者が47人だった。

 クラスターは、出雲市の高齢者福祉施設で11人が感染。累計は1035件。

 関係者の感染で、松江市立小、出雲市立中、雲南市立小の各1校が学級閉鎖。浜田市立小1校が学年閉鎖となった。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は鳥取市83人、米子74人、倉吉70人。

 クラスターは、湯梨浜町のとうごうこども園で29人、琴浦町のことうらこども園で8人、倉吉保健所管内の保育所で6人が感染。累計は819件となった。

 島根県は公表済みの感染者1人を取り下げた。累計感染者数は島根15万6378人、鳥取13万1634人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計488床)53・3%、鳥取(確保病床351床)39・3%。宿泊療養は島根7人、鳥取15人。重症者は両県ともいない。
 (青山和佳乃、藤井俊行)