家具製造・販売のリビングハウス(大阪市)が26日、山陰両県で初めてJU米子高島屋(米子市角盤町1丁目)に出店する。デザイン性が高い国内外の商品約1100点をそろえ、若者層をターゲットに集客する。
5階の売り場約1600平方メートルのうち、1050平方メートルに入居。自社ブランドに加え、若年層を中心に人気があるドイツの家具ブランド「KARE(カレ)」などを扱う。自宅に置いた際のイメージが湧くように、仮想空間でコーディネートできるアプリを接客に使う。
リビングハウスは国内で直営とフランチャイズ契約の計32店舗を展開。米子市への進出は、運営を担うJU米子高島屋とフランチャイズ契約を結んだ。
JU米子高島屋は2024年4月の開業60周年に向けたリニューアルの一環で誘致した。売り上げ目標は非公表。新型コロナウイルス禍で在宅時間の過ごし方を重視する顧客が増えたことに着目し、家具と合わせる他の商品も提案して館内の買い回りを促す。
森紳二郎社長は「感性が高く上質な家具を求める顧客層に向けて、ライフスタイル提案を行いたい」と話した。
(岩垣梨花)