吹きガラスの技法で作る「ガラスのお雛(ひな)様」が出雲市斐川町出西のガラス工房Izumoで展示販売されている。ガラス独特の透明感に金箔(きんぱく)や銀箔が施された厳かな雰囲気が、来場者の目を引く。3月3日まで。
制作したのは工房を営む川辺雅規さん(51)と妻の香織さん(45)。溶かした透明なガラスに青やピンクの色ガラスを加え、調和を整えながら華やかな印象に仕上げている。
今期は計120セット(男びなと女びな)が完成した。1セットは1万6500~3万3千円(税込み)で販売。追加料金で五人ばやしやぼんぼりなども制作する。
雅規さんは「2人とも作風が違うので、バリエーション豊かなおひな様を見てほしい」と話す。作品は工房のほか、通販アプリ「BASE(ベイス)」で購入できる。 (藤原康平)