日本橋三越本店で販売される「ご縁をむすび」
日本橋三越本店で販売される「ご縁をむすび」

 松江市内の和菓子店など4社が手がけた和洋菓子「ご縁をむすび」が8日、東京の「デパ地下」に初進出する。大手百貨店・日本橋三越本店の地下お菓子売り場「菓遊庵」に、バレンタインデーに合わせた企画として専用コーナーが14日まで設けられる。 (山口春絵)

 ご縁をむすびは2021年4月、「松江OKS(お菓子)プロジェクト」と題し、三英堂、風流堂、福田屋、中浦食品の4社がそれぞれ「白どら」「五縁の味わいひとくち饅頭(まんじゅう)」「松江ふわり」「あんケーキサンド」を発売し、お土産として人気を集めている。

 2022年10月、都内百貨店での取り扱いがないと知った三越本店のバイヤーが、縁結びを連想させる商品名からバレンタインイベントへ出店してほしいと、島根県ブランド推進課を通じて打診した。期間中は4種で計500個を販売する計画。各社は他にも、バレンタインデーにちなんだ菓子を1~2種類用意する。

 発売開始が新型コロナウイルス禍と重なり、県外でPRする機会が少なかった。風流堂の山本達也営業本部長(54)は「お菓子を通じて島根の魅力を伝えたい。行ってみたいと思ってもらえたらうれしい」と話す。

 9日は島根県の観光キャラクター「しまねっこ」も応援に駆けつける。