バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)西地区の島根スサノオマジックが4日、ホームの松江市総合体育館で第35戦を行い、レバンガ北海道(東地区)に延長の末、101-96で競り勝った。連勝を5に伸ばし、通算28勝7敗。西地区の順位は首位のまま。
島根は14点ビハインドで迎えた後半に攻守でギアを上げて主導権を奪い返した。第4クオーター最終盤に同点シュートを決めたペリン・ビュフォードが延長でも攻撃をけん引し、北海道を振り切った。
ビュフォードはB1キャリアハイとなる41得点をマーク。安藤誓哉、ニック・ケイ、25試合ぶりに出場したリード・トラビスが2桁得点を挙げた。
北海道との第36戦は5日午後1時35分から同体育館である。 (景山達登、小林竜大)
◇第35戦(4日・松江市総合体育館、3182人)
島 根 101 14-16 96 北海道
28勝7敗 20―32 8勝27敗
31―23
22―16
延 長
14―9
【評】島根は後半に53得点して同点に追い付くと、延長でも勢いを持続して激闘を制した。
第1クオーターは思うようにシュートが決まらず2点のビハインド。第2クオーターは3点シュートを6本決められ、トラビスらの得点で食い下がったが34-48で前半を終えた。
後半は島根のペース。第3クオーターは3点シュートを2本沈めた安藤らの活躍で31得点。6点を追う第4クオーターは一進一退の攻防が続き、終了間際にビュフォードが同点シュートを決めた。
延長は、シュート精度が上がらない相手を尻目にビュフォードが8得点するなどし、一度もリードを許さなかった。
MVP ペリン・ビュフォード
41得点、13リバウンドをマークし、逆転勝利の立役者になった。第4クオーター終了間際には値千金の同点シュートを決め「歓声が自分を後押ししてくれた」と観客に感謝した。
■頼れるエース ブザービーター
多くのファンが敗北を覚悟したであろう試合を勝利に導いたのは、頼れるエース、ペリン・ビュフォードだった。第4クオーター終了間際に劇的な同点シュートを決めたヒーローは「必要な時にチームを引っ張ることができた」と充実感をにじませた。
この試合開始前のビュフォードの...