力強く素振りをする山根陽凪内野手
力強く素振りをする山根陽凪内野手

 島根県西部唯一の中学生硬式野球チーム「浜田ボーイズ」で副主将を務めた山根陽凪(ひなた)内野手(15)=江津中3年、江津市渡津町=が、高校野球の強豪、近畿大付属高校(大阪府東大阪市)に進む。確実性の高い打撃力が売り。大阪桐蔭や履正社といった強豪がひしめく大阪から、憧れの甲子園を目指す。 (陶山貴史)

 右投げ左打ちの山根内野手は、父の勧めで小学3年から郷田ウイーズで野球を始めた。中学1年の春に浜田ボーイズに入り、2年9月から約1年間、副主将を担った。

 169センチ80キロのがっしりした体格で、ミート力が高く三振が少ない。勝負強く、長打も期待できる。主に三塁手だが、送球も安定しており、投手や捕手も務めた。1年の秋からレギュラーに定着し、2年から中軸に座った。試合では、元気よく声を出し、チームメートを励ます明るい性格の持ち主だ。

 3年時は、新型コロナウイルスの感染拡大で、大会はおろか、練習も満足にできない期間が長く、アピールする機会が少なかったが、2年からチームの中心としてプレーする姿が近大付関係者の目に留まり、誘いの声がかかった。

 近大付は夏の甲子園に5回出場し、1990年のセンバツでは後に西武ライオンズで活躍した犬伏稔昌を擁して優勝した経験のある強豪校。2018年夏の甲子園にも出場している。山根選手は内野手として期待されているという。

 全国から集まる優秀な選手による激しいレギュラー争いにも、「高いレベルでプレーできることが楽しみ」と決意を見せる。高校側から「大阪桐蔭や履正社を倒そう」と言われたことも「魅力に感じた。甲子園を目指したい」と意気込む。