松江署は20日、松江市内の70代男性が架空料金請求名目で約1438万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。

 同署によると、2025年12月17日、男性の携帯電話に大手通信事業者を名乗る男から「携帯電話料金の請求が来ているが心当たりがあるか」という電話があった。その後、「シライ」と名乗る男から電話で「あなたの携帯電話で三つの会社と契約がされている。利用料金は後で返金するので一度支払いをしてください」と言われ、指定された口座に振り込んだ。

 その後、ネットワークセキュリティー啓発団体の「倉内」を名乗る男から「ハッキング被害に関する処理をする。警察から電話があるかもしれないが、『倉内から回答する』と言ってください」と電話があり、警視庁の「ヤマサキ」と名乗る男から「あなたはランサムウェアを作って拡散させた容疑がかかっている」と電話があった。再度倉内から電話で「事件について被害者救済のためのお金が必要」と言われ、指定口座に複数回振り込んだ。

 倉内から被害者との示談金としてお金を要求され、倉内の上司の男から「あなたと奥様の資金をすべて指定口座に移してください」「裁判所に持って行けば無実を証明してくれ、資金も返ってくる」と言われ、指定口座に複数回振り込んだ。

 結果として26年1月18日までの間、157回にわたって振り込み、だまし取られた。

 同署は振り込み先口座が個人名義だったり、毎回変わったりする場合は詐欺を疑うよう呼びかけている。