技能実習生(右側)へのインタビューを撮影する追手門学院大生=島根県美郷町志君
技能実習生(右側)へのインタビューを撮影する追手門学院大生=島根県美郷町志君

 島根県美郷町とインドネシア・バリ島マス村の交流を研究する、追手門学院大(大阪府茨木市)の学生が美郷町内に滞在し、マス村に向けた町のPR動画の制作に励んでいる。インドネシアからの技能実習生や国際交流員らのインタビューを撮影し、インドネシア語の字幕をつけ、インターネット上で公開する。

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 観光やインドネシアを研究する追手門学院大地域創造学部講師・間中光さんのゼミ生の3年生4人が7日~9日に滞在。8日は、2022年に町が初めて受け入れたバリ島出身の技能実習生5人のうち、農業を学ぶ男性2人をインタビューした。学生たちは「町での農業で楽しかったことを教えてください」「マス村の若者へ一言お願いします」などと質問し、スマートフォンで動画を撮影した。

 動画は30秒程度の短編と10分以内にまとめた長編の2種類を4月までに完成させたい考え。学生の上村こころさん(20)は「交流や町の良さを知ってもらえる動画を作りたい」と話した。町とマス村は23年、友好協定締結30周年となる。
       (佐伯学)