【津和野】島根県津和野町の早春の味覚、山菜・タラの芽の収穫が最盛期を迎え、JAしまね西いわみ日原タラの芽生産組合(竹内和善組合長、28人)のメンバーが連日作業に追われている。4月下旬まで続く。
タラの芽やウルイを栽培する山菜専業農家の登米(とよね)宏臣さん(48)=津和野町青原=のハウスでは、10センチほどに切った駒木がびっしり並べられ、電熱線で約30日間加温されて緑色の新芽が出そろい、収穫期となった。
登米さんは新芽をはさみで丁寧に切り、妻の由紀さん(47)と一緒に50グラムずつパック詰めしている。主に北九州や名古屋市場に出荷される。登米さんは「例年よりも高値で推移している。この高値が続いてほしい」と期待した。
JAしまね西いわみ地区本部営農部の鳥山正博担当(41)は「需要が回復基調にあり、期待している。今季は生産組合全体で10万パックを出荷する予定」と話した。
(青木和憲)











