1月末に4年ぶりの来日公演を行った米国のマシュメロはEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の人気DJ兼プロデューサー。お菓子のマシュマロをサンリオキャラクター化したような白いかぶり物がトレードマークだ。コラボの多いEDM界で、彼もさまざまな歌手と共演している。個人的な好みかもしれないが、女性アーティストとのコラボ曲に引かれるものが多い。
ホールジーと組んだ「ビー・カインド」(2020年)はキャッチーでちょっと切ない極上のポップソング。セーラームーン風ホールジーが日本の風景をバックに踊るミュージックビデオも一見に値する。
デミ・ロヴァートとの「オーケー・ノット・トゥ・ビー・オーケー」(20年)はメロディアスで優しさにあふれるバラード。「大丈夫じゃなくても大丈夫」というメッセージに癒やされる人は多いはず。
かぶり物からも伝わる親しみやすさが彼の音楽にはある。さらに、ゆったりとした独特の乗りの心地よさが持ち味。セレーナ・ゴメスとの「ウルブズ」(17年)、アン・マリーとの「フレンズ」(18年)、チャーチズとの「ヒア・ウィズ・ミー」(19年)でも同様。女性ボーカルの魅力を引き立てながらマシュメロらしさをじわじわと。コラボの妙である。(洋)
【コラボしています】
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