【津和野】特殊詐欺被害を未然に防止したとして津和野署がこのほど、ローソンポプラ鹿足日原店(島根県津和野町河村)のオーナー三浦一明さん(64)に感謝状を贈った。
2月9日午後8時ごろ、鹿足郡内に住む40代女性が来店し三浦さんに「電子マネー8万円分を購入したいがどうしたらいいか」と尋ねた。
理由を聞くと「パソコンがウイルスに感染し、ウイルス除去と今後の感染防止も必要」と伝えられた。
特殊詐欺を確信した三浦さんは「待ちんさい」。電子マネーを購入しないよう女性を説得し、被害を未然に防いた。
デスクトップに偽のセキュリティー警告を表示し、パソコンの修理名目で金銭をだまし取る「サポート詐欺」の手口だった。
三浦さんは津和野町内と益田市内でコンビニ3店舗を経営。4回、特殊詐欺被害を未然に防いでおり、5回目となった。三浦さんは「普段からATM操作や入出金には気を付けるよう店員に指示している。高齢者の多い地域なので、被害防止に務めたい」と話した。 (青木和憲)