野鳥のはく製などに見入る市民=境港市上道町、市民図書館
野鳥のはく製などに見入る市民=境港市上道町、市民図書館

 【境港】米子水鳥公園(米子市彦名新田)による「中海の生きもの展-ヨシ原とその周りの住民たち」が、境港市上道町の市民図書館で開かれている。市内のヨシ原や周辺の農地、休耕田などに生息する生き物を紹介し、ヨシ原が果たす役割について伝える。13日まで。入場無料。

 市民図書館のコワーキングスペースに、野鳥の剥製や写真、昆虫標本、イネ科植物ヨシの生態などについて解説するパネルといった約40点が並ぶ。野鳥の剥製は、ヨシゴイやモズ、キジ、ツグミなど7点が並び、子どもたちの目を引いている。

 パネルでは、水をきれいにしてほかの生き物の暮らしも支えるヨシの役割のほか、自然を守るためには定期的にヨシ原に手を加える必要性も訴えている。

 会場には関連書籍約10冊も展示する。9日は休館日。4日午前は米子水鳥公園職員によるギャラリートークもある。

 (松本稔史)