【奥出雲】島根県奥出雲町横田の横田幼児園で8日、地元パン職人によるパン教室があった。食育と、地域で働く大人との触れ合いを兼ねた企画で、園児23人は懸命にパン生地をこね、イモムシの形のパンを作って楽しんだ。
幼児園の年長組が参加した。園近くのパン屋「GASENDO(ガセンドウ)」の佐藤勉さん(55)が講師を務めた。紫芋やイチゴ、カボチャなど素材と色の異なる生地が用意された。
子どもたちは「(生地が)手にくっついた~」と話しながら笑顔で生地をボウルに打ちつけて懸命にこねた。交代でボウルを押さえたり、こねる回数を一緒に数えたりして、協力して取り組んだ。
こねた生地は発酵させた後、直径3~6センチに丸め、つなげてイモムシの形にした。GASENDOで焼き、園児がチョコや砂糖菓子で飾って、おやつの時間に食べた。
坂井柚那(ゆな)ちゃん(6)は「楽しかった。ねばねばしていた生地が、どんどんまとまっていって不思議だった」と話した。佐藤さんは「こね方を教えるとすぐできた。吸収力がすごい」と感心していた。(山本泰平)













