自身が手掛けた作品を紹介する三原俊弘さん=出雲市湖陵町差海、湖陵町大山観光いもほり農園
自身が手掛けた作品を紹介する三原俊弘さん=出雲市湖陵町差海、湖陵町大山観光いもほり農園

 【出雲】出雲市湖陵町板津の画家三原俊弘さん(50)の絵画展が、湖陵町大山観光いもほり農園で開かれ、自由な感性で色彩豊かな人物画や静物画に来場者が見入っている。20日まで。入場無料。

 アクリル絵の具やパステルクレヨンを使い、三原さんが大好きなロック音楽にまつわる題材やバイク、ネコ、自画像といった30点を並べた。

 昨年の島根県総合美術展で入選した「バイクの女神」(40号サイズ)は自身の愛車がモデルの作品。エンジンの細部まで表現し、「インスピレーションで塗る」という赤や黄、緑、黒といったカラフルな色使いで仕上げた。

 元暴走族でバイクを乗り回し、21歳の時には統合失調症を発症して苦しんだ経験がある。三原さんは「障害があっても企画やプロデュースすることはできる。ぜひ見に来てほしい」と話した。

 (藤原康平)