JR山口線の新山口(山口市)―津和野駅(島根県津和野町後田)間を走る観光列車「DLやまぐち号」の今季の運行が、18日に始まった。ディーゼル機関車(DL)2両が重連運転で客車をけん引し、多くの観光客が鉄路の旅を楽しんだ。
午後1時前、定員245人の7両編成のDLやまぐち号が、ほぼ満席の状態で津和野駅に到着。ホームに降り立った人たちは、ヘッドマークや車体をバックに記念写真を撮った。駅前では、町観光協会スタッフが津和野名物の菓子・源氏巻を配ったほか、県の観光キャラクター・しまねっこのダンスショー、地元神楽社中の公演があった。
広島県廿日市市から訪れた高校3年生永安佑輔さん(18)は「初めて乗った。かっこいいし迫力がある」と喜んだ。
やまぐち号は、5月7日までの土日、祝日を中心に計11日間の運行が決まっており、同8日以降の運行日は後日発表される。
(中山竜一)